7.連載「おれの友達」第1回 (11/27 20:27)


連載「おれの友達」第1回

序章其ノ一
<おれには友達がいる。トランスフォーマーというロボットのおもちゃだ。好きだ大好きだ。>

俺は男の子っぽいかっちょいいものが好きだ。たとえば仮面ライダーやガンダムやケンシロウやロッキーやスライダーズのハリー等々、あからさまにかっこいいのが良い。そういうヒーローが使う小物も好きだ。銃とか刀とかバイクとかギターとか。
 つい四、五年前くらいから、スターウォーズやスポーン等、アメリカの映画やマンガのキャラクターがん具を集める若者がすごく増えていて、おもちゃ屋にはそのような商品がいっぱい並んでた。興味はあったが安売りの五百円くらいのをたまーに買うくらいだった。その手のキャラものは大体二〜三千円するのだが、それだけ出して眺めるだけというのはどうもなあとvってたからだった。おもちゃは、まず遊んでおもしろくて、そして安くないといけない。(おれのなかでは。)
 一年と半年程前に、ボウショッピングモールでぶらぶらしていたところ、ふと、トランスフォーマービーストウォーズのシリーズが目にとまった。動物⇔ロボットの変形ロボアニメで、正義のサイバトロンと悪のデストロンが大決戦をくりひろげるというやつのおもちゃだ。変形するというのと、2体セットで五百円のがあったので、なんの気なしに買ってみた。スクーバ(イカ⇔ロボット)というのとスラスト(戦斗用ジェット機⇔ロボット)の2体が入っていた。

 それから少しもたたないうちに、安物買いのゼニ失いという言葉をおれは実感せざるを得なくなるのだが、このときのおれにどうしてそれがわかろうかいやわかるまい。
(つづく)

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