ryuichy blog

2004年10月05日

041004「醒」

ノックの音がなった。

こんな時間に誰だろうと思いドアを開けると、年の頃は17,8であろう女が二人、立っている。
一見して姉妹とわかるその容姿は実に端麗で美しい。
何の用かと訊ねると、僕が住んでいるこの部屋に幼少の頃住んでいたらしく、「ワスレモノ」をとりにきた、という。その「ワスレモノ」とは何かと訊ねると、窓から見える「景色」だというのである。僕は怪訝に思いながらも二人を家に入れることにした。
それから二人はしばらくの間はしゃぎながら、僕の部屋の隅々をじろじろと見てながめ、僕にはわからない身内の人物の名や思い出の品などについて語っていたようだ。

それから突然、何の成り行きか、3人で近所のうどん屋に食事に行った。
そこはうどん屋なのに何故かやたらトーストを薦めており、とても居心地のわるい感触の店であった。

僕はとりあえずうどんを食べた。彼女ら二人は何も食べずに、ただ僕がうどんをすするのをニヤニヤしながら眺めている。そしてそのテーブルの真ん中には何故か14型のテレビが置いてあり、さらに不可解なことにAVを流していた。なんだここは。ただのうどん屋ではないのか。僕がそう不審におもっていると、なんとそのAVに、隣に座っているはずの姉妹が出演していて、カメラ目線で行為に及んでいるではないか。僕はギョッとした。何かヤバいことに巻き込まれた、と直感した。
思わず二人の方に顔を向けると、先ほどのニヤニヤした顔とはまるで違った形相で、感情も何も無いような実に冷たい表情で二人そろって僕をじっと見ている。

何が起こっているのかわからないまま僕はそのうどん屋を飛び出した。走った。でも何故か店を出た後に思ったことは、勘定を済ませてなかったことに気がついて無銭飲食をしてしまった、という事だった。

息を切らせてアパートへ戻り、鍵を開けようとしていると階段の下から僕を呼ぶ声がする。
有名俳優のM.Hだ。彼は何故か色とりどりの生きたサカナを両手いっぱいに抱えており、「はやく水槽へ!はやく水槽へ!」と僕をまくしたてる。そのサカナが実に妙な形をしており、長さが30cmほどでサンマより細長く、赤と青と銀の3種類であった。僕は慌ててその妙なサカナを束のまま受け取り、ハナから水槽なんてあるはずもない家中を探しまわる。その間にそのサカナは全滅。全部死んだ。

するとどこからともなく、聴いた事があるようでないような、それでいて誰にでも口ずさめる、まるで究極のような素晴らしいメロディーが聞こえてきて、僕はハッとして、

そこで目が覚めた。

今朝見た夢です。
ストーリーがなんか強烈に病んでいて、話ははっきり思い出せるのに、
最後に出てきたメロディーだけが、目が覚めた瞬間からすでにもう、思い出せなかった。
うー。
気持ち悪。

Posted by ryuichy
2004年10月05日 02:22




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