ryuichy blog: 2004年02月


2004年02月23日

どうしても煙草をたった一本吸いたいがために、せっかくまどろんでいた状態からごそごそ起き出して、ついでにビールの缶を開けた。
「眠い」という欲望より、「吸いたい」という欲望が今まさに勝ったわけである。パチパチ。

TOM WAITSを聴く。
かっこいいなぁ。どこまでも。
オーソドックスで、狂っていて、オンリーワンで、優しくて、吠えているブルース。

まー、要するにやっぱり僕はブルースが好きなんですよ。
誰がなんと言おうと世の中がどうであろうと、一番カッコいいのはブルースだと思ってます。

ではでは、煙草も吸い終えたので、このへんでさようなら。

by ryuichy at 01:27

2004年02月15日

今日はすごく風が強い日であった。
春一番かな、と思ったんですがどうなんでしょう。

季節の変わり目というのは、何かしら変な日があるものです。
と、僕は信じて今まで生きてきてます。
例えば今日みたいに強風だったり、どしゃぶりだったり。

季節といえば、何かで読んだんですが、
最近は「旧暦」にそって生活しようとする人々が増えてきているとか。

「旧暦」は、今現在僕らが日常使っているコヨミと、
約1ヶ月ほどの差があります。旧暦の方が西洋暦より遅れています。
つまり、今日2月15日は旧暦上ではまだ1月中旬くらいです。

それがどうしたかというと、コヨミ上の節目(例えば秋分の日とか、大寒とか、
立春など)が、旧暦上にそってできていると、いうことです。

僕はこの歳になってやっとこの事実にすごく感動しました。
旧暦というものを日々意識することによって「季節」というものを
すごく感じることができるわけですよ。

昨年の暮れ、僕は旧暦付きのカレンダーを探しましたが、
そもそもインテリア向けのカレンダーなんぞが置いてある店には
そういったものはありませんでした。残念。

今年初めに友人の家に伺ったときに、トイレに場末のスナックがくれたであろう
旧暦つきの日めくりカレンダーがはってあったので、僕は用を足しながら
嬉々としてめくりまくりました。

いやぁ、旧暦っていいですね。
日本人本来の一年の過ごし方だとおもうなぁ。
地球温暖化で少しずつずれてきてるとは思うが。

という訳で、全然関係ないですが最近のマイテーマは、
「TOM WAITS、マイブーム再来!」
「ドンカマMUSICを考え直す」
てな感じです。

これについては、気が変わらない限り次回というかそのうち
この場で述べます。

ではでは。

注)...旧暦うんぬんのハナシについてはあくまで僕の乏しい知識の範囲なので
    間違いがあっても知らんぷりしといてください。


by ryuichy at 02:25

2004年02月11日

一月ほど前の話だが、酔って真夜中に一人で街をさまよっている時に、
横断歩道の真ん中で、世の中のありとあらゆる俗物に押し潰されそうになる錯覚を味わった。

あれは悲しかった。
今でも思いかえしたらすぐにでも悲しくなれるくらい惨めな気分だった。

あの時そんなに悲しい俺は、いったい何と闘っていたのか。
酔っていたし、それは今もわからない。

そのあと、タクシーに乗った。
人っ子ひとりいない寂しい通りでポツンと停まっていた客待ちのタクシーの運転席を覗くと、運転手が何かにうなされるような、これまた悲哀の顔で居眠りしていた。

彼を起こすのも何だか悪いような気がしたので、乗車をあきらめていったん歩き出したが、又すぐ引き返してやっぱり運転手をたたき起こした。

そう。
なんだかその時、居眠り運ちゃんと自分が世界に二人ぼっちのような気がしたのだ。
星空の下に取り残された惨めな二人っきりのような気が。

そんなつもりはないのに、バカな俺は「お疲れですね。」などとイヤミったらしい言葉を吐いてしまった。運転手はバツの悪そうな返事をした後、すぐにプロドライバーの姿勢に戻った。
そして、あたりさわりの無い世間話を一言二言交わしたが、それっきりだった。


ホントはあの時、教えて欲しかった。

いろんな、いろんな、いろんなことを。

きっと彼は知っていたと思う。
方法や、答えや、正体を。
闘うすべも、逃げるすべも、闘わずして逃げないすべも。

家に戻って、胃袋のなかの物と、背中にへばりついていた惨めな気分を
全部まとめて便所に流してやった。
そして、泥のように眠った。

こんな茶番みたいな夜があったことを、今日ふと思い出したのだ。


by ryuichy at 03:28


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